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Shape of the Future Executive Committee

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吉田 みふゆ

——「新しい生活のかたち」における九谷焼を考えるうえで、どのようなところ意識して制作しましたか?

まず未来の生活スタイルを思い描いた時、文化や技術のさらなる発展とともに様々な分野でスペシャリストとして輝く人々が今以上に増えることを期待すると、それにより食生活は効率良く栄養が得られることに特化し、手軽に、好きな時に好きなだけとるスタイルに変化しているかもしれないと考えました。食のあり方や目的が時代とともに変化することで、食材の姿かたちも変わっているかもしれないと思うと、必ずしもプレートやボウルのようなかたちをしている必要が無いのでは、、と想像を膨らませながら制作しました。


——今回の作品の見どころを教えてください。

YArnさんのお料理は人々を常にワクワクさせる魅力に溢れ、尚且つ様々な料理の手法を一度分解して再構築するような実験的な要素を感じていました。そこで九谷の磁器と全く特徴の異なる、透明感があって割れることのない樹脂素材を組み合わせることで、今までに無かったようなうつわの使い方ができるのではと思います。また、作品のタイトルである「parloir」の語源は「談話室」の意で、皆で寄って集まり楽しげにおしゃべりをしているようなイメージから付けました。そんな光景が近い未来に必ず訪れるよう願いを込めています。


——今回の取り組みのご経験を、今後のものづくりにどのように生かしていこうと思いますか?

今回経験させて頂いたことをきっかけに、木・石などの自然素材と、プラスチック・缶・金属・ガラス・陶磁器などの人間が作り出した素材を組み合わせ、全く違うひとつの姿に生まれ変わらせるということにとても魅力を感じました。また自分が思う良いものを使っていくうちに、割れては接着・修復しながらやがて異素材と混同し、美しさを求めながら繰り返し変化し続けた先に生まれてくるものに新しい可能性を感じています。

略歴

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吉田 みふゆ

1986年 石川県生まれ
2008年 女子美術大学短期大学部を卒業、空間デザインを学ぶ。その後東京で店舗設計事務所に入社、アパレルやジュエリーのショップデザインを担当
2016年 錦山窯に入る。商品の企画・開発・製作、またSNSを利用した広報活動まで幅広く携わる

本展での出品作品

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